「万葉集」巻七 一三七三 春日山山高くあらし岩の上の菅の根見むに月待ちがたし
意味 春日山は、思いの外に山が高いらしい。
岩の上に生えている菅の根を見たいと思うが、
月は待っても出て来ない。
こちらの方は、「巻七 一三六九」の歌とは反対に、
相手の女性の方が身分が高く、身分の高い女性に、
なかなか会えない男性の方の嘆きを詠んだ
歌。