古代の、母親の娘の結婚における権限は大きく、
「万葉集」にも、恋人との交際について、
娘の、母親の意向や監視を気にする歌が多く見られる。
子供はやがては家の労働を担う存在であり、
娘の場合は、やがては主婦となりその家の祭祀を継承する
大切な立場にあったからである。